やましなさん

スイス菓子ローヌは山科を本店に構え、創業50年を迎えました！お城のような外観は町の中でもパッと目を引きます。たくさんある商品の中でも特に人気を誇っている「マイスターチーズケーキ」は、飽きのこない美味しさが特徴です。

また、山科の特産である山科なすを生地に練り込んだ「山科なすびサブレ」も商品に。サクサクとした食感と、なすの形をした可愛い見た目も人気です。

Q.お店ができて何年になりますか？

A.ここで始めてから４５年やね。

Q.マスターは洋菓子のドイツ・オーストリア「国家マイスター」をお持ちだそうですが、そもそもマイスターって？

A.ヨーロッパにはマイスター制度といって、手工業の優秀な職人さんを、マイスターとして国が認める称号があるんや。いわば職人の親方やな。

Q.ヨーロッパに渡ったのは？

Ａ.１９７８年、３６歳の時に単身ヨーロッパへ渡り、スイス・オーストリア・ドイツの学校へ通って修行をしたんや。

―この時日本人はおろかアジア人は亀丸さん一人。

Q.相当ご苦労されたのでは？

A.最初はやっぱり言葉の壁に苦しんだな。でも一緒の夢を持って努力する仲間がおったから頑張れたんや。

その後、１９８６年日本人で数少ないオーストリアの国家マイスターを取得。

続けて１９８９年、ドイツの国家マイスター資格を取得

そしてその後も山科を拠点に、地元に密着しながらご活躍し続けている。

お菓子のクオリティはもちろん、ヨーロッパの国家マイスター取得という日本でも指折りのお菓子職人でありながら決して上から目線ではなく、僕たち学生にもとても暖かく接してくださるマスターの人柄に、長年にわたってローヌが愛されている理由を垣間見た気がした。