第3の居場所づくり
山科区東野駅から徒歩10分のところに山 科青少年活動センターは位置します。青少年活動センターは京都市に七か所あり、各施設で設備が異なるため用途によって使い分けることができます。中学生から30歳までを青少年とし、様々な活動を行っているこちらの施設で勤務している早川さんにインタビューしました。
なぜ 、青少年活動センターに就かれたのですか?
実は、配属先は自分では選べないんです。ただ、この協会に入ったきっかけは若者のお手伝いが何かできればと思ったことですね。家でも学校でもない、それ以外の場所。そこで勉強以外のお手伝いを!私自身、青少年の頃に心残りがあって。自分探しを大人になってからではなく昔からしていれば良かったなと感じていて、他の人には同じ思いをしてほしくないなと思いますね。 そもそも自分探しができる環境が無いこともあります。そういう若者たちの手助けになる場所、それが「やませい」 (山科 青少年活動センター) です。
山科に抱く印象は?
皆さん、本当に山科が好きなんだ ろうなと感じます。 「やませい」が行っている活動は地域の人ありきのものばかりなんですよ。企業からも個人からも寄付が多いです。寄付金もですし、食材等をいただくことも多いですね。
やりがいは何ですか?
一生懸命さや若者の成長を感じられることですね。特に「べる」活動。自由に使える地域通貨でべる求人票にあるお手伝いや任務をこなし得ることができます。「べる」 を使ってやませいカフェでの食事や地域のお店でも使えるようになっていますよ。
でも中には 「べるは要らないからボランティアがしたい」と言ってくれる若者もいます。始めは 「べる」 が目的だったのにいつからかボランティアのほうが目的になっていて、嬉しくなりました 。
もちろん「べる」 が目的であることも大歓迎ですし、何より大事で嬉しいことは「べる」が交流のきっかけになることですね。
書記メモ
取材中にも幅広い世代の方々が交流を重ねていて、このような場所があると心の余裕もでき、普段関わることのない人と関われる貴重な場になっているのだと感じました。
同志社大学 新造利佳子
更新日:2023年2月13日