椥辻保育園
おすすめポイント
椥辻保育園の園長 片岡滋夫先生です。
椥辻保育園には320名ほどの子どもが通っています。「いきいきと楽しく椥辻保育園」をスローガンに、楽しく遊ぶ・活動することを大切にされています。椥辻保育園の特徴や、園長先生の想いを聞きました。
インタビュー
【実際に見に行く】
先生は「実際に五感を働かせながらいろいろなものを体験できるのが一番小さな大事な時に重要。絵本で象さんを見るより実際に象さんを見に行く方が良い」と言います。
例えば動物園に行くにも、年齢によって異なる狙いがあるそうです。
「2.3歳は楽しく、動物園に行くことを楽しんでもらいます」
「4.5歳は目的を持って行く。動物の絵を描こうと、事前に何を描くか決めて出掛ける。子どもたちは目的があるから対象物を真剣に見つめる。見つめているうちに新たな発見があり、絵が上手く描けなくてもその時の体験や感じたことが大切なんです」
【その時にそこでしか味わえないものを大切に】
4月は畜産センターに行き、春にしかいないヤギや羊の赤ちゃんと触れ合う。9月後半?12月は万博公園に行き、落ち葉を蹴散らかしたり落ち葉の布団にくるまる。2月は琵琶湖博物館に行き、お客さんが少ない時期なので水槽の前でスケッチをする。
「その時々に子どもと五感を使って体験できることが重要」という考えのもと、このような活動をされています。また、身体中泥まみれになる泥んこ遊びをしたり、たくさんの土粘土をぐちゃぐちゃにする体験をしたりするそうです。思いっきり体を汚すこと、体全体で自然に触れることって、なかなかないですよね。先生は「小さい時に感覚機能を刺激することで、五感が鍛わり、本質的な感覚が体に入っていく」と言います。
【椥辻保育園の特徴】
<農園>
お米や野菜を作り、収穫して調理(餅つきや豆ご飯作り等)を楽しんで食べるそうです。これによって食べるのに挑戦しなかった子が食べるようになることがあるとのこと。食へのありがたみや、自分で作った食材を食べる喜びを感じることができるのですね。
<絵本>
年長児が年少児に絵本を読んであげる活動があるそうです。絵本は絵本では文法がきちっとしているため、単語だけでの伝達でなく言語力の基礎が養われるとのこと。また、これによって子どもの読もうという意識が高まって文字に関心を持ったり、読めない子が読める子に「これなんて読むの?」と教えてもらうようになったりするそうです。「年長児は自分が小さな子の役に立ち、喜んでもらえることが嬉しい。年少児はかっこいいお兄ちゃん・お姉ちゃんだなあという憧れを持つ。そういった縦の繋がりを意識して作っている」とのこと。普段よく喧嘩をしている5歳児でも3歳児にとても優しくしているというお話を聞き、ほっこりとしました。
<こっこクラブ>
月に2.3回親子で園に遊びに来る「こっこクラブ」という活動をされています。先生は「横の繋がりがたくさんできると子育ての悩み相談などもでき、親御さんが元気になる」と言います。「一番大切なのはどんな活動をしているかではなく、子どもが大切だと思う心と、子どもを丁寧に見ること」だと言う先生。
終始笑顔で子どもたちの様子を話す姿から、その心がひしひしと伝わってきました
基本情報
- 病院・施設名
- 椥辻保育園 (教育)
- 小学校区
- 勧修小学校
- 中学校区
- 勧修中学校
- 営業時間
- ?開園時間 7:15~19:15 但し土曜日は18:00まで ?普通保育 8:30~17:00 但し土曜日は12時~18時までの間にお迎え
- 住所
- 〒607-8168 京都府京都市山科区椥辻池尻町44-1
- 電話番号
- 075-594-1095
- FAX
- 075-502-1591
- メールアドレス
- info@nagitsuji-hoikuen.com
- URL
- WEBサイトへ