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不動産売却の基本的な流れ

2024.11.25

不動産を売却することは、買うことよりも難しいと言われることが多いです。その理由の一つは、不動産売却を経験したことがある人が少ないため、アドバイスをもらう機会が少なく、よくわからないまま進めなければならないことです。今回は、不動産売却の基本的な流れを解説します。全体像を把握し、今ご自身がどのステージにいるのか、次に何をすればいいのかを整理していただければと思います。

(1)不動産売却の事情が発生

お住み替えや相続など、売主様によって売却の理由は様々です。

(2)ご家族内で不動産売却がいいのか意見をまとめる

最初の段階で意見をまとめておかないと、後々トラブルになることがあります。売却が最適でない場合もありますので、賃貸や持ち続ける選択肢も含めて広く意見をまとめましょう。

(3)売却価格を確認

ご自身である程度相場を確認することもできますが、不動産会社に査定を依頼するのが一般的です。査定の依頼方法には、直接問い合わせる、一括査定を行う、などがあります。いずれの場合も1社だけでなく複数社に話を聞きましょう。

(4)依頼先の不動産会社を決める

複数社の査定を受けた後、どの不動産会社に任せるかを見定めます。不動産会社は千差万別ですが、「信頼できるかどうか」がポイントです。

(5)媒介契約の種類を決める

媒介契約は専属専任媒介、専任媒介、一般媒介の3種類があります。それぞれに一長一短がありますので、ご自身の状況や希望に合わせて選びましょう。

(6)販売活動スタート

不動産会社が販売用の図面やチラシを作成し、ポータルサイトへの出稿を行い、販売活動がスタートします。

(7)内覧発生

買主様が不動産に興味を持ち、内覧の問い合わせを入れます。日時を調整し、内覧をしてもらいます。

(7)-2 価格変更

内覧が全く入らない場合、価格が高すぎる可能性があります。写真の入れ替えやチラシの作り直しを試みても効果がない場合は、価格を見直す必要があります。

(8)購入申し込み

買主様から購入申し込みの意思を書面でいただきます。多くの場合、価格交渉が入りますので、納得できなければ売主様側から価格の再提示を行います。このタイミングで引渡しの時期や手付金の金額なども確定させます。

(9)売買契約

交渉がまとまれば、売買契約を締結します。契約はできるだけ早く行うことが重要です。買主様は大金を支払うので、気持ちがブレやすく、先延ばしは避けましょう。

(10)銀行へ報告(住宅ローンがある場合)

売主様に住宅ローンが残っている場合、一括返済の手続きをしなければなりません。手続きには通常2週間前後かかるため、引渡し日が確定したら早めに手続きを開始しましょう。

(11)引っ越しの準備

お住いのまま売却する場合は、引っ越しが必要です。引渡し日までに引っ越しを完了させ、重要書類が荷物に紛れないよう注意してください。

(12)決済・お引渡し

買主様から売買契約時の手付金を引いた残金を受け取り、売主様からは鍵や書類を渡し、所有権の移転を行います。これで売却が完了します。


簡単ではありますが、以上が不動産売却の基本的な流れです。ステップ(3)から(場合によっては(2)から)の過程は、不動産会社がサポートしますので、流れを理解しておくことで不安が軽減されるかと思います。

細かい部分は売主様の状況によって異なりますので、「自分の場合どうなるの?」と気になる方はお気軽にご相談ください。

 

このブログが皆様の参考になれば幸いです。不明点やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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