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不動産売却一括査定は本当に高く売れるのか

2024.11.15

不動産の売却を検討する際、依頼先の不動産会社を選ぶ方法の一つに「不動産売却一括査定サイト」があります。複数の不動産会社に話を聞くのがおすすめですが、一括査定サイトを利用すると、不動産会社を1社1社自分で探す手間が省けるため、売主様にとって非常に便利なサービスです。しかし、利用する際には注意すべきポイントもあります。

注意点 1: 過剰な広告を信じないこと

不動産売却一括査定サイトの広告には、「あなたの不動産がこんなに高く売れる!」といったコピーがよく見られます。しかし、これは多くの場合、集客を目的とした根拠のない広告です。これを盲目的に信じてしまうと、自身の期待とはかけ離れた査定結果を見て、「もっと高く売れるはず」と思い込み、適正な売却計画から遠ざかってしまうことがあります。

重要なのは、「売れる価格」と「査定価格」は別物であるということです。査定はあくまで目安であり、実際にその価格で売れるかどうかを保証するものではありません。

注意点 2: 不当に高い査定金額を提示する不動産会社に注意

一部の不動産会社は、自社で仲介したいがために、相場からかけ離れた高い査定金額を提示することがあります。これにより、売主様は高く売れると期待しますが、実際にはその金額で売れることは少なく、売却計画が大幅に崩れ、損をすることが多いです。

特に、不動産売却一括査定サイトを利用している不動産会社がこの手法を用いることが多くなりがちです。査定依頼が発生すると、1件あたり1万円前後を広告費として支払うため、その分を回収する必要があります。そのため、売主様に選んでいただく一番簡単な方法は「高い査定金額を提示すること」です。

最終的に相場の金額で売買契約に至れば問題は少ないですが、囲い込みを行い両手仲介にすることが多いため、相場より安い価格での売買契約になる可能性が高くなります。

正しい査定価格を知ることの重要性

高く販売活動を行うこと自体は問題ありませんが、正しい「査定価格」を知らずに「この金額で売れる」と思い込むことが問題です。正しい査定価格を知った上で、適正な売却計画を立てることが重要です。

「売れる価格」と「査定価格」の違いを理解し、不動産売却一括査定サイトを利用する際は、この点を意識して話を聞くようにしましょう。

まとめ

不動産売却一括査定サイトは便利なサービスですが、過剰な広告や不当に高い査定金額に惑わされないよう注意が必要です。正しい査定価格を知り、適正な売却計画を立てることで、スムーズかつ納得のいく不動産売却を実現することができます。ご不明点やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

このブログが皆様の参考になれば幸いです。

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