不動産購入の大まかな流れ
不動産購入は人生の一大イベントです。そのため、初めての方には多くの不安や疑問があるかと思います。ここでは、不動産購入の流れを7つのステップに分けてご紹介します。これを参考に、スムーズに手続きを進めてください。
(1)事前準備
物件の見学に先立って、まずは情報収集を行います。物件に何を求めるか、優先度の高い条件について家族内で話し合っておくことが大切です。また、予算の検討も必要ですので、資金計画も済ませておきましょう。
(2)見学
事前準備ができていれば、見学物件の絞り込みも簡単にでき、比較検討もスムーズになります。物件選びと同時に、その後の手続きを任せる営業担当者も選ぶイメージを持つと良いでしょう。次の手順で「住宅ローン仮審査」が控えていますので、必要書類の手配もしておきましょう。
必要書類の例:
- 免許証等の顔写真付き公的証明書
- 健康保険証
- 収入証明(直近2年分の源泉徴収票または確定申告書3期分)
(3)申込・住宅ローン仮審査
納得のいく物件が見つかれば、申込手続きを行います。売主への条件交渉は申込時に行うので、営業担当者と相談しながら申込書類を作成します。また、住宅ローンを利用する場合、仮審査を通過しなければ契約ができないため、仮審査も並行して進めます。
(4)契約締結
申込・仮審査が完了すると、驚くほど速く話が進み、審査を通過した週かその翌週には契約締結となります。手付金、印紙代、仲介手数料の半金などの支払いが発生するので、現金を用意しておきましょう。また、住宅ローンの本審査の申込みも同時に行うケースが多いので、審査書類の準備も必要です。
必要書類の例:
- 住民票
- 印鑑証明書
- 課税証明書
(5)住宅ローン本審査
仮審査同様に必要書類を準備して申込を行います。この時点で金利(変動か固定か)や返済方法についても決定する必要があります。
(6)引き渡し準備
ローンの契約、火災保険、リフォームの手配など多くの手続きが必要です。引き渡し時に必要な書類や金員の準備もしておきましょう。減税制度を利用する場合、このタイミングで取得しておかなければ無効になる証明書もあるため、注意が必要です。また、資金援助を受ける場合は、事前に専門家に相談してください。この時期に不動産のコンディションを最終確認する「内覧会」も行われます。
(7)決済・引き渡し
最終手続きとして、売主から買主に不動産を売り渡します。銀行と法務局での手続きが必要なため、平日に行うことが多いです。事前に仕事の都合をつけておく必要があります。
以上で不動産の引き渡し手続きが完了します。引き渡し後の税金関連のお手続きなどについては、また改めてご案内させて頂きます。
このブログが皆様の不動産購入に役立つことを願っています。ご不明点やご相談があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
更新日:2024年6月15日