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不動産売却で受け取る「手付金」とは? 相場や受け取り時期も紹介
2025.04.20
不動産売却を行う際、買主から「手付金」を受け取ることがあります。しかし、これが何のためのお金なのか、相場や受け取り時期が分からない方も多いでしょう。本記事では、手付金の意味、相場、受け取り時期について詳しく説明します。参考にしていただけると幸いです。
1. 手付金とは?
手付金とは、不動産の「売買契約」の際に、買主が売主に支払う前金のことです。手付金は契約成立の証明や、契約解除された場合の違約金として使われます。
手付金がない場合、買主が急に「やっぱり買うのを止めます」と言い出すこともあります。これでは売主が損をしてしまうため、手付金は買主の購入意思を示す重要なものです。
2. 手付金の金額はいくら?
手付金の金額は売主が設定します。相場は以下の通りです。
- 個人での不動産売却:相場金額に制限はありませんが、売買価格の20%以内が一般的です。
- 不動産仲介会社を通じた売却:売却価格の5~10%または100万円が一般的です。不動産仲介会社と相談しながら設定しましょう。
3. 手付金が発生するタイミング
手付金は、不動産売却の手順のうち「5. 買主候補と売買契約を結ぶ」で受け取ります。
- 不動産仲介会社に査定を依頼する
- 不動産仲介会社と媒介契約を結ぶ
- 売却活動スタート
- 買主候補が見つかる
- 買主候補と売買契約を結ぶ
- 決済および引き渡し
手付金は現金で支払われるのが一般的ですが、最近では振込も増えています。
4. 手付金で注意すべきポイント
手付金に関する注意点は以下の通りです。
- 売主の都合で契約を解除すると手付金の倍額を支払う必要がある:売主が故意に契約を解除した場合、手付金の2倍の額を買主に支払わなければなりません。
- 手付金を安くしすぎると解約リスクが高まる:手付金が安いと買主が集まりやすくなりますが、その分解約リスクも高まります。何度も解約されると時間と手間がかかります。
以上、不動産売却における手付金の意味、相場、受け取り時期について説明しました。不動産売却を円滑に進めるために重要な手付金について理解を深め、安心して取引を進めてください。